故、浜田隆司さんのことを。
NPOで障害を持つ人中心の絵画教室をした時、友人の紹介で来て下さったのが、当時京都芸大で講師をされていた浜田君でした。とてもやさしい人で、私の障害を持つ息子が亡くなった時、最後に見たがっていた「スパイダーマン」の映画に誰か一緒に行ってほしいと言ったら、来てくれた二人の内の一人が浜田くんでした。私はあの日のことを忘れられません。
来年息子の13回忌で、また息子の遺作展をしよう、その時もしお手隙なら是非浜田くんにもまた手伝って頂きたいと思っていたのに、あまりにも早いお別れで本当に言葉がなかった。
前日大雨の為、JR運休とのこと、お通夜に参列することをあきらめて仕事に行きました。多分お葬儀の今日も駄目だろうと思って目が覚めると快晴。亡き息子翼が、「ママ行ってきてよ」と言っているかのようでした。
お葬儀ではご焼香の後浜田くんが好きだったウクレレの曲が流され、お見送りの時は何とジプシー・キングスの「ボラーレ」が流れました。泣いている人が多い中、「ボラーレ」は対比的ではありましたが、明るくお見送りをしてほしいと願われたのだろうと、最後までやさしい浜田くん気持ちを強く感じながらお別れをしてきました。
浜田くん、本当にありがとうございました。天国では思い切り絵を描いてくださいね。そして、またそちらで翼の絵も見てやってくださいね。翼の方がそちらのこと少し先輩だから少しはお役にたてますように。