村上うさぎのほほほのほ!


詩集を出すのをきっかけにブログを始めてみました!
by super-usagi
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自己紹介です!

村上うさぎは2011年7月に第一詩集を出版しました!
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カテゴリ:詩( 32 )

短い詩を

「ある日に」

風化した言葉が電線にぶら下がっていた
記憶にとどめ続ける電子は
荒れ果てた墓場のようだ

三日月がにじんでいた

by super-usagi | 2017-01-25 23:22 | | Comments(0)

だるま落とし

だるま落とし

誤解の上に誤解を重ねて

人は又喰っている

誤解の上に誤解を重ねて

人は又立とうとしている


私は一人でだるま落としをして遊ぶ

だって、ひな祭りだから
           
             
2000
33


by super-usagi | 2016-02-29 23:24 | | Comments(0)

もうすぐ母の命日です。

母が私に注いだ時間 私が母に注いだ時間
                 村上うさぎ

母が私に注いだ時間
私が母に注いだ時間

幼稚園から帰ったら奥の間に
乳母車に乗せられた大きなミルク飲み人形
スポットが当たったようで私は飛び上がった

赤ちゃんみたいに目を開けて
母が生まれる

安物の日帰りバスツアー
3階席の観劇
それでも母は喜んでくれた

病棟7階のパノラマ

マスカラを忘れた私のまばたき
味のわからないサンドウィッチの溜飲

母が声を出そうとする
母がグーとパーをする
新しい母はもう努力を始めている

(母が倒れた時に書いた詩です。)
by super-usagi | 2014-08-01 19:59 | | Comments(0)

この7月7日で、詩集出版3年目になりました。あまり、このブログでは自分の詩をアップしてきませんでしたが、関西詩人協会会報の新入会員の詩紹介で、掲載して頂いた「Baby's Herat Toy's Spirit」からの詩をアップします。

「ふりかざしたナイフで」

ふりかざしたナイフで
何を切ったと思ってるの

しっぽよ
私自身のね

心配なんてしなくていい
また生えて来るから

生えて来たら
また切り落とせばいい

見て御覧なさい
一度も切ったことのないグロテスクな長いしっぽをはやし
ズルズルと引きずる人たちを

ごめんだわ
by super-usagi | 2014-07-10 22:50 | | Comments(3)

久々に短い詩をひとつ

雨の日に

雨の日に泣いた
誰かがどうしたかじゃない
自分がどうしたかったかだ

雨の日に泣いた
わんわんと泣いた
by super-usagi | 2013-12-12 21:06 | | Comments(0)

詩集出版3年目に突入!

ここのとこ、あんまり詩がかけませんでした。気がつけば詩集を出版してからもう早、3年目に入ってしまいました。自己対峙する時間が必要だなとつくづく思います。

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by super-usagi | 2013-08-28 00:34 | | Comments(2)

空とぶつばさ展にむけて書いた詩です。

空とぶつばさ            うさぎ

桜の花びらを巻きあげて走る
お前のことで走り回る

春の嵐で洗われた空
まだ風の強い中
母鳥は巣作りに忙しく宙を舞う

ブランクディスクだったビデオが動きだす
最後の旅行だったデズニーランドのお前の姿が映り
搬入日の忙しさをしばし忘れる

嵐の去ってのどかに晴れるベランダで
おかあさんありがとう
お前がいってくれたように思ったから

泣かないよ
泣いてるママは嫌いだったもんね
涙をぬぐってくれたお前だったもんね


さあ、ひと騒ぎしようか!
by super-usagi | 2013-04-09 11:48 | | Comments(0)

「ニ〇一二年の仮歩道から」下前幸一詩集より

八尾南

夏の日
空港道を歩いた
人気のない舗装道と
風騒ぐ草むら
長くエンジン音を引きながら
セスナが飛び立った
だだっ広い場所に私はいた
だだっ広い何かと
接触する場所
七月八日の朝刊と
茶のペットボトル
パタパタとせわしない響きを残して
ヘリコプターが舞い上がる
ゆるやかに上昇する斜線が
薄い雲を突き抜けていく
あとには白い雑音と
日に焼けたアスファルト

空が湧いている
微かな渦巻きが近づいてくる
遠い記憶を突き抜けて
私の始祖鳥が滑空する
絶滅危惧種の逃走線が延びている
黄色い吹流しの二酸化炭素
懐かしき手書きのプテラノドン
枯れ井戸の視界に
車椅子の犬がいざっている
白昼の沈黙に
私は理由を落としてしまった

通信塔の原っぱに
もんしろちょうが舞っている
露出する沖積世
水鳥の沼に
私の確信がふと止まる
南天航空遊覧飛行
忘れていた私の四歳が
青空のポケットに覗いていた

接するものすべて
空メール


前にご紹介した下前幸一さんの詩です。
私の拙い感想より、なぜ詩をアップしなかったのかと!!
by super-usagi | 2012-11-27 22:33 | | Comments(0)

山尾三省詩集「びろう葉帽子の下で」より

火を焚きなさい

山に夕闇がせまる
子供達よ
ほら もう夜が背中まできている
火を焚きなさい
お前たちの心残りの遊びをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
風呂場には十分な薪が容易してある
よく乾いたもの 少しは湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に火を焚きなさい

少しくらい煙たくったって仕方ない
がまんして しっかり火を燃やしなさい
やがて調子が出てくると
ほら お前達の今の心のようなオレンジ色の炎が
いっしんに燃えたつだろう
そうしたら じっとその火を見詰めなさい
いつのまにかーーー
背後から 夜がお前をすっぽりつつんでいる
夜がすっぽりとお前をつつんだ時こそ
不思議の時
火が 永遠の物語を始める時なのだ

それは
眠る前に母さんが読んでくれた本の中の物語じゃなく
父さんの自慢話のようじゃなく
テレビでみれるものでもない
お前達自身が お前達自身の裸の眼と耳と心で聴く
お前達自身の 不思議の物語なのだよ
注意深く ていねいに
火を焚きなさい
火がいっしんに燃え立つように
けれどもあまりぼうぼう燃えないように
静かな気持ちで 火を焚きなさい

人間は火を焚く動物だった
だから 
火を焚くことができれば それでもう人間なんだ
火を焚きなさい
人間の原初の火を焚きなさい
やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけて行き
必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり
自分の価値を見失ってしまった時
きっとお前達は 思い出すだろう
すっぽりと夜につつまれて
オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを

山に夕闇がせまる
子供達よ
もう夜が背中まできている
この日は充分に遊んだ
遊びを止めて お前達の火にとりかかりなさい
小屋には薪が充分に用意してある
火を焚きなさい
良く乾いたもの 少し湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
良く選んで 上手に組み立て
火を焚きなさい
火がいっしんに燃えたつようになったら
そのオレンジ色の炎の奥の
金色の神殿から聴こえる
お前達自身の 昔と今と未来の不思議の物語に耳を傾けなさい


三省は日本のヒッピー、部族のまた中心的な人でした。一度だけお目にかかった印象はとても謙虚な方でした。今この詩集を読んでいます。
by super-usagi | 2012-11-23 20:39 | | Comments(0)

下前幸一さんの詩集

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今年5月に発行された、下前幸一さんの詩集「二0一ニ年の仮歩道から」を頂いた。少し時間が経ってしまったのだが。作品の中から「非表示の」は疾走する車の車窓に映る思念や、車中の情景、音が映し出されロードムービーをみているような感覚にとらわれる、好きな詩だ。「八尾南」は八尾空港の情景の中に、始祖鳥やプテラノドン、車いすの犬などの動物が息づいている。印象的な結び、「接するものすべて 空メール」は、余韻がずっと続いていく。難しい問題と真摯に対峙する、己、個、孤高な精神が表現されていると思う。是非手に取って頂きたい!文芸社刊。文芸社セレクション(文庫本仕様です。)
by super-usagi | 2012-09-17 19:49 | | Comments(0)