村上うさぎのほほほのほ!


詩集を出すのをきっかけにブログを始めてみました!
by super-usagi
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村上うさぎは2011年7月に第一詩集を出版しました!
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「ニ〇一二年の仮歩道から」下前幸一詩集より

八尾南

夏の日
空港道を歩いた
人気のない舗装道と
風騒ぐ草むら
長くエンジン音を引きながら
セスナが飛び立った
だだっ広い場所に私はいた
だだっ広い何かと
接触する場所
七月八日の朝刊と
茶のペットボトル
パタパタとせわしない響きを残して
ヘリコプターが舞い上がる
ゆるやかに上昇する斜線が
薄い雲を突き抜けていく
あとには白い雑音と
日に焼けたアスファルト

空が湧いている
微かな渦巻きが近づいてくる
遠い記憶を突き抜けて
私の始祖鳥が滑空する
絶滅危惧種の逃走線が延びている
黄色い吹流しの二酸化炭素
懐かしき手書きのプテラノドン
枯れ井戸の視界に
車椅子の犬がいざっている
白昼の沈黙に
私は理由を落としてしまった

通信塔の原っぱに
もんしろちょうが舞っている
露出する沖積世
水鳥の沼に
私の確信がふと止まる
南天航空遊覧飛行
忘れていた私の四歳が
青空のポケットに覗いていた

接するものすべて
空メール


前にご紹介した下前幸一さんの詩です。
私の拙い感想より、なぜ詩をアップしなかったのかと!!
by super-usagi | 2012-11-27 22:33 | | Comments(0)
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